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出版論文以外で書いたものなどなどです。

システム生物学入門 

東工大ELSIの畠山さんと一緒に書きました。

微分積分・線形代数だけを予備知識として仮定して、力学系・熱統計力学の導入から始まり、酵素反応・動力学的校正・走化性・概日リズム・フラックスバランス解析・数理生物学・進化シミュレーションなどなど、システム生物学の理論的な側面をかなりバランス良く解説したつもりです。

学部学生はもちろん、意欲のある高校生なら読めるように書いたので、生命現象の数理科学的アプローチに興味のある方はぜひ手に取ってみてください。

正誤表はこちら

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増殖している細胞のマクロ現象論とその破れ

2023年に物性若手夏の学校・数理生物夏の学校に呼んでいただいて行なった講義のテキストです。J-Stageにリンクしています。

代謝モデルの「不都合な真実」と「細胞を創る」こと

生物工学会誌『バイオミディア』への寄稿です。代謝の微分方程式モデルをつくるのは難しいんだよ、という話を1ページでさらっと書きました。

大腸菌の代謝動力学モデルにおける成長状態と休眠状態の出現

生物物理学会誌への寄稿です。Himeoka & Mitarai, Phys. Rev. Res. (2022)の解説を書きました。比較的詳細な代謝の動力学モデルから遅い時間スケールが出てくる話です。